訪問マッサージとは

麻痺や拘縮などの症状があり、寝たきりや歩行困難でお一人で通院できない方を対象に、ご自宅や介護施設に伺って、医療保険を使ってマッサージを行うことです。
歩行困難で麻痺や拘縮等がある方は、どのような病名でも対象になります。
また、医療との併用も認められていますし、介護保険ではないので介護サービスの枠を気にすること無くご利用頂けます。

訪問マッサージの保険適応になる条件は3つです

①,筋麻痺または関節拘縮(関節の動きが悪い)の症状がある

②,歩行困難である(公共交通機関を使用しての通院が困難)

①または①と②の両方を認めた医師の同意書が必要

同意書を頂いてサービス開始となります(同意書の用紙は当方でご用意)

病名に制限はありませんが、以下の病名の方が多く利用しています。
•脳卒中(脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血)後遺症
•脊柱管狭窄症
•座骨神経痛
•頚肩腕症候群
•パーキンソン病
•骨折後遺症(大腿骨頚部骨折・腰椎圧迫骨折・膝蓋骨骨折など)
•変形性症状(変形性膝関節症・変形性脊椎症など)
•関節リウマチ
•脊髄損傷

施術内容と期待効果

1,痛みの緩和
何が辛いと言っても痛い事より辛いものはありません。
座骨神経痛でお尻が痛いとか、寝たきりで腰や背中が痛いとか、関節拘縮で肩が痛いとか、なってみて初めて解る辛い痛みが、多くの場合24時間続きます。
あん摩指圧マッサージは、その痛みを緩和させる効果があります。
老化を伴う症状の場合、一発で完治させることは困難ですが、楽になる時間を作ることは可能です。
回数を重ねるごとに楽になる時間を長くしていきQOL(生活の質)の向上に繋げていきたいと思っています。

2、血液・リンパの循環改善
寝たきりやどこか痛い場所があって歩行困難になってくると、身体を動かす機会が減って老廃物でいっぱいになった血液やリンパが末梢に滞ります。
マッサージを行い、リンパ節(リンパ液の貯まっているタンクのようなところ)をカラにしてあげたり、全身の血液を心臓へ戻すことで循環が改善され、組織に栄養や酸素が行きわたり、生命活動が活性化され免疫が向上します。
風邪やコロナなどの感染症には自己免疫力を向上させることで、暴露の程度にもよりますが、微量の菌やウイルスであれば感染防止にも繋がります。
また、寝たきりの方には床ずれ防止やむくみの改善が図れます。

3、筋緊張・痛みの緩和
筋緊張による痛み、神経痛、関節痛など、痛みには様々な種類があります。マッサージや運動法などにより、血行が促進され、硬くなった組織が柔軟になることで、発痛物質が流れやすくなり、筋緊張や痛みやしびれが軽減されます。

4、関節可動域の拡大・維持
関節可動域の拡大を目指し、片麻痺や廃用により拘縮が起きた関節に対し、関節運動法やストレッチを行います。、低下した筋肉が回復されて患者様のADL(日常生活動作)が向上し、身体介護がよりラクになります。リハビリ前後の身体機能の維持やお手入れ(メンテナンス)にも役立ちます。

5、残存機能の改善・維持
片麻痺の方のADL(日常生活動作)維持と向上には、非麻痺側の筋力維持や運動機能の維持や向上が重要になります。
抵抗運動法を行うことで、患者様のQOL(生活の質)向上に寄与します。

6、内臓諸器官の機能改善
胸郭の周囲の筋緊張を緩和させることで、胸郭の可動性が向上し、結果的に胸郭内臓器である心臓・肺の循環機能・呼吸機能が改善されます。
また、腹部のマッサージや下肢・体幹の運動法を行うことで、消化器等の骨盤内臓器が刺激され、腸の蠕動運動(腸内のものを下流へ押し出す動き)を促進し、消化・排泄機能の改善につながります。

7、コミニュケーションによる情緒の安定
施術中の世間話などコミュニケーションを重ねることで脳の活性化や日常のストレス発散が可能です。
独居老人の方には特に有効で安否確認にもなります。

ご利用料金

後期高齢など各種健康保険を使うことができますので、無理のない金額で訪問治療を続けることができます。

約30分間の往療費込みの利用料は
後期高齢など1割負担の方の場合は 405円~430円 です
(2~3年ごとに厚労省から価格改定されます)